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研究会:物性研究のための量子アルゴリズム最前線

開催趣旨
近年の著しいゲート式量子計算機(実機)の発展を受けて、実機活用に資する量子アルゴリズム開発が今後の科学技術の発展に対して非常に重要な研究課題の一つとなっています。本研究会では、その応用課題の一つとして有望視されている物性物理分野に焦点を充てて、最先端の研究を展開している研究者の方々に招待講演をお願いし、基礎的事項から最近注目を集めている研究課題への応用までの話をお願いしております。 皆さまの多数のご参加をお待ちしております。

日時・場所
開催日時:2023年3月28-29日 10:00 – 17:30
開催場所:大阪大学豊中キャンパス 文理融合型研究棟7階 共通講義室4 [オンラインとのハイブリッド開催]
参加費 :無料
申込〆切:申込先着順で定員になり次第締め切り(オンライン/オンサイト:300名/20名)
     ※オンサイト参加希望者数が定員に達したため、現在オンラインのみ申込受付中。
申込者数:110名(うちオンサイト20名)(2023年03月29日17時20分現在)
※本研究会の講演はすべて日本語で行われます。

招待講演者
池田 達彦(理研RQC)
大久保 毅(東大)
岡田 健(阪大QIQB)
櫻井 理人(埼玉大)
品岡 寛(埼玉大)
白川 知功(理研R-CCS)
関 和弘(理研RQC)
曽田 繁利(理研R-CCS)
中川 裕也(QunaSys)
箱嶋 秀昭(阪大QIQB)
水田 郁(理研RQC)
宮腰 祥平(阪大QIQB)
吉岡 信行(東大)

プログラム

時間 講演者 [OL:オンライン] タイトル
28. Mar. 2023 (Tue)
10:00-10:10 上田 宏(阪大QIQB) はじめに
 座長:上田 宏(阪大QIQB)
10:10-11:40 白川 知功(理研R-CCS) テンソルネットワーク法をベースとした
量子回路最適化アルゴリズム
11:40-13:20 昼食 & coffee break
 座長:杉本 貴則(阪大QIQB)
13:20-14:05 宮腰 祥平(阪大QIQB) ダイアモンド型量子回路を用いた一次元非平衡量子状態の研究
14:05-14:50 吉岡 信行(東大) 物性物理における量子超越性の探究
14:50-15:35 箱嶋 秀昭(阪大QIQB) 仮想蒸留法の応用
15:35-16:00 coffee break
 座長:柚木 清司(理研)
16:00-16:45 水田 郁(理研RQC) 時間周期系/時間準周期系に対する最適な
Hamiltonian simulation
16:45-17:30 中川 裕也(QunaSys) 量子コンピュータの脱VQE的活用法
29. Mar. 2023 (Wed)
 座長:遠山 貴巳(東京理科大学)
10:00-10:45 関 和弘(理研RQC) ミクロカノニカル集団のための量子古典ハイブリッド計算法
10:45-11:30 池田 達彦(理研RQC) トロッター分解と量子多体ダイナミクス
11:30-13:00 昼食 & coffee break
 座長:曽田 繁利(理研R-CCS)
13:00-13:45 品岡 寛(埼玉大)[OL] Quantics tensor trains and many-body physics
13:45-14:30 櫻井 理人(埼玉大) 量子不純物問題のための量子古典融合アルゴリズム
14:30-15:15 岡田 健(阪大QIQB) 古典最適化を用いたVQEによるトポロジカル相の特定
15:15-15:40 coffee break
 座長:西野 友年(神戸大学)
15:40-16:25 大久保 毅(東大)[OL] テンソルネットワークによる量子古典
エンタングルアルゴリズムの提案
16:25-17:10 曽田 繁利(理研R-CCS) NISQでの実行を目指した量子ダイナミクス
シミュレーション手法の研究開発
17:10-17:20 柚木 清司(理研) おわりに

 

参加希望
参加希望の方は、こちらの登録フォームに必要事項をご記入下さい。

お問い合わせ
上田 宏 大阪大学 量子情報・量子生命研究センター ueda.hiroshi.qiqb(あっと)osaka-u.ac.jp

運営委員
上田 宏(大阪大学 量子情報・量子生命研究センター)[Chair]
杉本 貴則(大阪大学 量子情報・量子生命研究センター)
曽田 繁利(理化学研究所 計算科学研究センター)
柚木 清司(理化学研究所)
西野 友年(神戸大学)
坂井 徹(兵庫県立大学)
松枝 宏明(東北大学)
遠山 貴巳(東京理科大学)

主催・共催
主催:物性研究のための量子アルゴリズム最前線 運営委員会
共催:SPRUC理論研究会、大阪大学量子情報・量子生命研究センター

本イベントは、下記の事業における研究費及び助成金の一部を活用して実施しています:
科研費 基盤研究(A)「量子多体系に対する量子-古典ハイブリッド量子計算の新展開」(No. 21H04446)
          基盤研究(B)「量子多体系に対する大規模並列密度行列繰り込み群法の開発とその応用」(No. 21H03455)
          学術変革領域研究(A)「量子情報を用いた量子多体系の制御とテンソルネットワーク」(No. 21H05191)
JSTさきがけ 「テンソルネットワークによる量子状態圧縮技術の高度化」(No. JPMJPR1911)
                 「量子計算機による量子ダイナミクス研究に向けた技術基盤の創出」(No. JPMJPR2013)
FOCUS[兵庫県・神戸市]計算科学分野研究教育拠点(COE)形成推進事業
          課題4「テンソルネットワーク(TN)スキームに基づく異分野融合型計算科学研究」