TNスキームに基づく異分野融合型計算科学研究ワークショップ
開催趣旨
本ワークショップは、テンソルネットワーク(TN)理論とその応用が急速に進展している現代において、異なる研究分野の専門家を一堂に会して交流と協力を促進することを目的としています。最近のTNの進化は、素粒子、物性、化学、機械学習、量子計算など、多様な分野における問題解決の鍵となっています。このワークショップでは、TNをはじめとする多体系の数値的解法に関する基本理論から応用研究に至るまでの幅広いトピックを対象に、異分野間の架橋を図ることで、新しい研究テーマやコラボレーションの創発を目指します。
日時・場所
開催日時:2024年3月14日 13:00 – 17:20, 15日 9:00 – 12:00
開催場所:大阪大学中之島センター 6階共創フロア セミナー室 6E&6F [オンラインとのハイブリッド開催]
参加費 :無料
申込〆切:2024年3月6日(オンサイト)/3月13日(オンライン)
招待講演者
佐久間 怜(JSR)
久野 義人(秋田大)
高 玘(Qi Gao)(三菱ケミカル)
吉岡 匠哉(TIS)
西野 友年(神戸大)
中山 勝政(理研R-CCS)
中野 博生(兵庫県立大)
宮腰 祥平(阪大QIQB)
新城 一矢(理研)
プログラム
時間 | 講演者 [OL:オンライン] | タイトル |
14. Mar. 2024 (Thu) | ||
13:00-13:10 | 上田 宏(阪大QIQB) | はじめに |
座長:上田 宏(阪大QIQB) | ||
13:10-14:00 | 吉岡 匠哉(TIS) | 量子近似最適化アルゴリズムー多体計算手法の適用ー |
14:00-14:25 | 西野 友年(神戸大) | IRFスタイルのテンソルネットワーク |
14:25-14:50 | 休憩時間 | |
14:50-15:15 | 中山 勝政(理研R-CCS) | 高次元における最小分割テンソル繰り込み群 |
15:15-16:05 | 久野 義人(秋田大) | 測定のみ量子回路模型における 新奇な測定誘起型量子多体状態の探求 |
16:05-16:30 | 休憩時間 | |
16:30-16:55 | 中野 博生(兵庫県立大)[OL] | 富岳における高プロセス並列シミュレーションと 数値対角化計算 |
16:55-17:20 | 新城 一矢(理研) | テラヘルツパルスで励起した モット絶縁体の非平衡ダイナミクス |
15. Mar. 2024 (Fri) | ||
座長:杉本 貴則(阪大QIQB) | ||
9:00-9:25 | 宮腰 祥平(阪大QIQB) | 変分量子アルゴリズムに基づく特異値分解手法の提案 |
9:25-10:15 | 佐久間 怜(JSR) | 次世代材料開発に向けた 量子コンピュータ関連研究開発の取り組み |
10:15-10:40 | 休憩時間 | |
10:40-11:30 | 高 玘(三菱ケミカル) | 量子コンピュータを用いた実材料の 量子化学計算と材料設計の研究事例 |
11:30-11:55 | 総合討論 | |
11:55-12:00 | 柚木 清司(理研) | おわりに |
参加希望
参加希望の方は、こちらの登録フォームに必要事項をご記入下さい。
お問い合わせ
上田 宏 大阪大学 量子情報・量子生命研究センター ueda.hiroshi.qiqb(あっと)osaka-u.ac.jp
運営委員
上田 宏(大阪大学 量子情報・量子生命研究センター)[Chair]
杉本 貴則(大阪大学 量子情報・量子生命研究センター)
柚木 清司(理化学研究所)
坂井 徹(兵庫県立大学)
遠山 貴巳(東京理科大学)
曽田 繁利(理化学研究所 計算科学研究センター)
主催・共催
主催:TNスキームに基づく異分野融合型計算科学研究ワークショップ 運営委員会
共催:SPRUC理論研究会
本イベントは、下記の事業における研究費及び助成金の一部を活用して実施しています:
科研費 基盤研究(A)「量子多体系に対する量子-古典ハイブリッド量子計算の新展開」(No. 21H04446)
基盤研究(B)「量子多体系に対する大規模並列密度行列繰り込み群法の開発とその応用」(No. 21H03455)
学術変革領域研究(A)「量子情報を用いた量子多体系の制御とテンソルネットワーク」(No. 21H05191)
JSTさきがけ「量子計算機による量子ダイナミクス研究に向けた技術基盤の創出」(No. JPMJPR2013)
FOCUS[兵庫県・神戸市]計算科学分野研究教育拠点(COE)形成推進事業
課題4「テンソルネットワーク(TN)スキームに基づく異分野融合型計算科学研究」